疑問
- ベトナムってチップ文化はある?
- いくらチップを渡せばいいのか分からない…
ベトナム旅行の際に気になるのが現地の「チップ事情」ですよね。
ベトナムにはチップ文化はありませんが、一部のシチュエーションでチップが発生します。
日本で生活しているとチップとは無縁なので、チップを渡すときにいくら渡すべきなのか戸惑ってしまいますよね。
今回は元ベトナム在住で旅行会社勤務だったからこそ分かる、リアルなベトナムのチップ事情やチップの相場についてご紹介していきます。
ベトナムにチップ文化はある?
ベトナムにはチップ文化はありません。
しかし、一部のシチュエーションでチップが発生することがあります。
ベトナムは基本的にチップの習慣はありませんが、日本人(外国人)だと分かるとチップを要求してくる人もいるのが現実です。
ベトナム旅行に行く前に、どのような場面でチップが必要になるのかを理解しておくことで旅行中のトラブルを回避することができます。
チップの相場とシチュエーション
ベトナムでは一部のシチュエーションでチップが発生します。
日本で生活しているとチップ文化に触れることがないので、ベトナム旅行中にいくらチップを渡せばいいのか迷ってしまいますよね。
ここからはベトナム旅行中に遭遇するであろう、チップのシチュエーションとチップの相場についてご紹介していきます。
カフェやレストラン
ベトナムのカフェやレストランではチップは必要ありません。
ベトナムのレストランやバーなどは、すでに会計にチャージ代が込みの場合が多いです。
店員さんに丁寧に接してもらった、良いサービスを提供してくれたと感じた場合はチップを渡しても大丈夫です。
店員さんにチップを渡す場合は一般的なレストランでは2万ドン(120円)~5万ドン(300円)、高級店では5万ドン(300円)~10万ドン(600円)程度が相場です。
また、旅行中は大きな金額のお札を持ち歩くことが多く、お店側で稀にぴったりのお釣りを用意できていないことがあります。
例えば、会計が「24万6千ドン」で「25万ドン」を出すとお釣りは「4千ドン(約24円)」になりますが、お店側でお釣りがない場合は「お釣りは大丈夫だよ」とするとスマートです。
マッサージ
ベトナム旅行中にチップが発生するシチュエーションが「マッサージ」です。
ベトナムはマッサージ大国で、どの都市でもマッサージ屋さんが多く、ベトナムマッサージを楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
日本だとマッサージでチップが発生することはないので、マッサージ屋さんでいくらチップを渡せばいいのか悩む方は非常に多いです。
実際に私も旅行会社社員時代にお客さんとマッサージに行きましたが、どのくらいチップを渡せばいいか?と何度も聞かれた経験があります。
マッサージでも色々種類があるので、タイプ別に分けてご紹介します。
マッサージのチップは5万ドン~10万ドンが相場で、10万ドンを渡している方が多い印象です。
高級なスパなどはマッサージのほかにスクラブやサウナがあるので、10万ドン~20万ドンが相場になっています。
お店によってはチップが料金に含まれていることもあるので、マッサージを受ける前に受付で確認するようにしましょう。
ホテルの清掃(ルームクリーニング)
ホテルで連泊する場合はルームクリーニングがある場合がほとんどです。
ベトナムではルームクリーニングにチップを渡すことは強制ではありませんが、チップを渡したほうがベターです。
ルームクリーニングへのチップは2万ドン(120円)前後が相場で、高くても5万ドン(300円)と言われています。
ルームクリーニングへのチップはベッドの上やベッド横のサイドテーブルに置いておくのが一般的です。
ホテルのポーター
ベトナムの4つ星以上のホテルになるとポーターやベルボーイが、キャリーバッグ等の荷物を部屋まで運んでくれることがあります。
ポーターへのチップは2万ドン(120円)が相場となっています。
人によってはチップは大丈夫です、という方もいますが、部屋まで荷物を運んでもらっているので、チップを渡すのがマナーと言えるでしょう。
普通のタクシー
タクシーでは一般的にチップは不要です。
しかし、近場への移動や、運転手が小さなお釣りが無いとき、タクシーを長時間チャーターしたときはチップを渡すのがおすすめです。
近場への移動は嫌な顔をする運転手もいるので、その時は「2万8千ドン」の料金だったときは「3万ドン」を支払って、お釣りはいらないよと伝えるのがスマートです。
また、タクシーを長時間チャーターしたときや、一定時間待たせたときはチップを渡すようにしましょう。
このような場合のチップは5万ドン(300円)~10万ドン(600円)が相場です。
Grabタクシー
Grabタクシーへのチップは不要です。
Grabのメリットはメーターを使うタクシーよりも安く、事前に決まっている料金で乗れることです。
また、Grabはクレジットカード払いにも対応しているので、現金を使う場面がありません。
現金でGrab利用する時に大きなお札しかない場合は、1000ドン単位のお釣りをチップとして渡すと好印象です。
ツアーガイド
ツアーガイドへのチップは不要です。
ツアーガイドの料金はツアーの料金に含まれているのでチップは発生しません。
私がベトナムで旅行会社に勤めているときに、お客さんのほうからガイドが良くしてくれたのでチップを渡したいと何度か申し入れがありました。
チップを受け取るガイドもいますが、基本的に多くのツアーガイドは「チップは受け取れません」と答えると思います。
ゴルフのキャディ
ゴルフをする場合はキャディにチップを渡すのがマナーです。
キャディへのチップは30万ドン(1800円)~40万ドン(2400円)が相場となっていて、中には50万ドン以上を渡す人もいます。
ゴルフをやるかたは覚えておくようにしましょう。
まとめ:ベトナムは基本的にチップ文化はない!
ベトナムのチップ事情について紹介してきました。
ベトナムでは基本的にチップ文化はありません!
しかし、マッサージ屋さんやホテルのルームクリーニング、タクシーなどのシチュエーションでチップが発生します。
それぞれのシチュエーションごとのチップ相場も紹介してきたので、ぜひベトナム旅行の際は本記事を参考にしてください♪