フィリピンはアジアの南米とも言われていて、陽気な人が多くラテンの雰囲気を感じられる魅力あふれる国の1つです。日系企業も多く進出していたり、英語留学でも大人気のフィリピンですが、治安が悪いと言われていて旅行をためらっている方もいますよね。
今回はマニラとセブ島に在住していた私だから分かるフィリピンの実際の治安について紹介します。マニラでの体験とセブ島での体験も紹介しているので、フィリピン旅行の参考にしてください。
フィリピンの治安について
10年以上前のフィリピンは世界的にも治安が悪いと言われていて、ニュースでも報道が多くされていました。しかし、2024年現在のフィリピンは治安が大幅に改善されて、海外旅行に行きやすい国として人気を集めています。ドゥテルテ大統領が就任されて以降は、治安対策がより一層強化されました。
治安が大幅に改善されたフィリピンですが、フィリピン旅行の行先で人気の首都マニラやセブ島では日本人を狙った窃盗やスリなどが報告されています。2024年現在、外務省の危険情報ではマニラとセブ島は「危険レベル1」の「十分注意してください」となっています。
東南アジアの危険レベル1の国にはインドネシア、カンボジア、ラオスも入っており、どれも人気がある旅行先なので、注意して旅行すればフィリピンも安全に過ごすことができます。
フィリピンで注意すること
2024年現在のフィリピンの治安は大幅に改善され、他の東南アジアの国と同様に気軽に楽しめます。しかし、フィリピンの人気旅行先のマニラやセブ島には治安が悪いと言われているエリアも存在しています。
ここからはフィリピン旅行を安全に過ごすために、フィリピンで注意することについて紹介していきます。
危険なエリアには近づかないこと
フィリピン旅行では危険と言われているエリアには決して近づかないようにしましょう。
マニラにはマラテとエルミタと呼ばれる歓楽街のエリアがあります。このエリアは夜になると活気にあふれネオンが光りだします。特に男性に人気のあるエリアですが、人も多く夜になるとスリの被害や、激しい押し売りに巻き込まれる可能性が高くなります。
また、マニラの北側にはトンド(スモーキーマウンテン)と呼ばれるスラムのエリアがあります。テレビ番組やYoutubeなどで見たことがある方もいると思いますが、このエリアはマニラの中でも治安が悪いと知られているので、決して簡単な気持ちで行かないようにしましょう。
セブ島はビーチリゾートで発展してきた都市なので基本的に治安は良いですが、歓楽街のマンゴーストリートと、セブ島の下町の雰囲気を感じられるコロンストリートは治安が悪いとされています。
日中に観光する分には危険なことはありませんが、夜になると雰囲気が変わるので夜のマンゴーストリートやコロンストリートは気を付けるようにしましょう。
夜に出歩かないこと
海外旅行全般に言えることですが、夜遅い時間帯に出歩くことは控えましょう。
日本の夜と海外の夜の雰囲気は全く違います。日本は安全な国として世界的に知られています。日本と同じように夜を過ごすのは非常に危険です。
また、夜は視界も悪くなるので交通事故の危険性もあります。もし、夜に出歩く必要があった時は、街灯が多い大通りや近くのお店までにしておきましょう。
スリや置き引きに気を付けること
フィリピンではスリや置き引きの被害が報告されています。フィリピンはタイと同じくナイトマーケットがあり、そのような人ごみで被害にあうことが多いです。
また、トイレや少し席を離れるときにも被害にあう可能性があるので注意が必要です。カフェでの注文時や席を離れる際には、バッグやお財布を持って離れるようにしましょう。
フィリピンだけではなくどの国への旅行でも言えることですが、街中やローカル向けのレストランでは一定の注意が必要です。
マニラでの体験談
マニラには何度か行っていて、治安が改善される前にマニラ最大の繁華街のマラテエリアで、ポケットに手を入れられてスリの被害にあうところでした。手を入れられた瞬間に気が付いたので、その場を早歩きで逃げたのを覚えています。
治安が改善されてから行ったあとは、トラブルに巻き込まれることは無く、タイやベトナム旅行と同じく安心して旅行ができました。治安改善後は繁華街のマラテエリアや、治安が悪いと言われているマニラ湾周辺を歩いていても大丈夫でした。
マニラには日系企業や日本在住者も多いので、日本人向けのレストランなども多いので、旅行中に不便することはありません。しかし、スリなどの被害は毎年報告されているので、海外旅行中は日本にいるとき以上に気を引き締めて旅行しましょう。
セブ島での体験談
セブ島は約6カ月滞在していたことがありましたが、危ない雰囲気は感じませんでした。セブ島滞在中は基本的に夜遅くの外出は控えていました。
セブ島で治安が悪いと言われている、繁華街のマンゴーストリートやサントニーニョ教会があるコロンストリートには何度も行きましたが、何も危ないことはありませんでした。しかし、私が行ったのは日中の時間帯なので、夜になると雰囲気が変わる可能性があります。
夜遅くに友達と何度か外出しましたが、警察官も定期的に巡回していたり、お店の前には基本的に警備員がいます。セブ島は大人気のビーチリゾートなので治安強化には一層力を入れているのかもしれません。
しかし、セブ島でも治安が悪いと言われているエリアはあるので、特に夜遅くに一人での外出はしないようにしましょう。
旅行前にフィリピンの治安事情をチェックしよう!
フィリピンの治安事情について紹介してきました。
以前のフィリピンは治安が悪いと言われていましたが、2024年現在のフィリピンの治安は大幅に改善されて、他の東南アジアの国と同じく旅行できます。ドゥテルテ大統領が就任して以降は治安が改善され、街中も綺麗になっています。
しかし、フィリピンのマニラやセブ島には治安が悪いと言われているエリアもあるので、近づかないようにしましょう。特に夜になるとトラブルに巻き込まれやすくなるので、海外旅行中には夜間の一人歩きはしないようにしましょう。