ベトナム旅行で人気な都市は「ハノイ」「ダナン」「ホーチミン」の3つですよね。ダナンはビーチリゾートで有名で、ホーチミンはベトナム最大の都市でベトナム旅行では真っ先に候補に上がる旅行先です。
ベトナムの首都であるハノイはベトナム文化の中心でありながら、あまり観光地などが知られていない印象です。今回は元ハノイ在住の私が本気で選んだハノイの観光地を15個ご紹介します!
定番の観光地から、穴場スポットや最新のスポットまで紹介しているので、ハノイ旅行を計画している方はぜひ参考にしてください。
ハノイの観光地15選を一気に紹介!
ハロン湾
ハロン湾はベトナムを代表する観光地で1994年に世界遺産に登録されています。
ハロン湾は大小の約3,000の奇岩や小島が集まっていて、日本では見ることができないベトナムの神秘的な景色を楽しめます。
ハロン湾観光は日帰りのクルーズツアーから、クルーズ船に滞在するツアーなどツアーの種類も豊富です。ハノイ旅行のツアーでは日帰りハロン湾クルーズが多く、クルーズ船に乗って奇岩や島々を見たり、クルーズ船内でハノイ北部のベトナム料理を頂けます。
ハノイからは高速道路利用で2時間30分で到着します。高速道路ができる前はハノイから3~4時間ほどかかりましたが、高速道路ができたおかげでアクセスが抜群になりました。
ハノイ旧市街
ハノイの中心部である「ホアンキエム湖」から「ドンスアン市場」までがハノイの旧市街です。ハノイ旧市街は「ハノイ36通り」としても知られています。
かつてはタンロン城の城下町として栄えており、多くの問屋や職人がいました。今でも昔ながらの古き良き街並みが残っていて、ハノイ観光では必須のエリアとなっています。
昔は36の組合によって形成されており、「線香を売るお店」や「金属」「ブリキ」「竹製品」「銀」などを取り扱うお店が通りごとに分けられていて、通りごとに違う雰囲気を味わえます。
近年では、お土産屋さんや新しいカフェなどもできているので、昔ながらのハノイを体験したり、ベトナム土産を探したりできます。
ホーチミン廟
ホーチミン廟はベトナムの建国の父であり英雄であるホー・チ・ミンが眠る場所です。ハノイ旅行ではマストのスポットとなっています。
ホー・チ・ミン本人が綺麗な状態のままガラスケースに入れられていて見入ってしまうこと間違いなし。
ホーチミン廟は衛兵によって厳重に警備されている為、他の観光スポットと比べて荘厳な雰囲気が感じられます。
ホーチミン廟の見どころは1時間に1回の衛兵交代式と、早朝6時の国旗掲揚式と夜9時の国旗後納式です。
ハノイ大教会
ハノイ大教会はホアンキエム湖近くにあるカトリック教会です。ベトナムは元々フランスの植民地で、その名残で教会やフランスの面影を感じる建物が多く残されています。
1886年にハノイ最大の教会として建設され、現在まで続いている為100年以上の歴史がある教会になります。教会内部は美しいステンドガラスで飾られていて、まるでヨーロッパに来たような感覚を覚えます。
ミサの時間は平日は5時30分、18時15分、土曜日は5時30分、18時、日曜日は5時、7時、9時、11時、16時、18時、20時に行われています。
ハノイ大教会はハノイ市内を代表する観光地の1つで、毎日ベトナム人から外国人観光客まで多く訪れる人気スポットとなっています。
タンロン水上人形劇
ハノイの水上人形劇はハノイ旅行では欠かせないスポットです!
水上人形劇は1,000年以上の歴史がありベトナムの歴史やハノイの歴史等をレトロな人形を使って面白く演じられています。ベトナム語が分からなくてもクスっと笑える演出にハマる人が多いです。
劇中は伝統楽器の生演奏や人形の生吹き替えがあり、ベトナムの伝統芸能が楽しめます。
Googleの口コミ件数は1万3千件を越えていて、いかに水上人形劇が人気なのかが分かります。
ナイトマーケット
ハノイ旧市街では毎週末ナイトマーケットが開催されています。ハノイのナイトマーケットで1番有名なのがドンスアンナイトマーケットです。
ハノイの中心であるホアンキエム湖からドンスアン市場まで約3キロもマーケットが続いています。毎週金曜日、土曜日、日曜日の18時~23時まで開催されています。
衣類やベトナム雑貨、おもちゃ、お土産、料理の屋台など夏祭りのような活気あふれる雰囲気になっています。
ナイトマーケットを歩いているだけでも満足感が感じられますが、色々な商品が安く売られているのでベトナムのお土産を探している方はきっと面白い商品が見つかることでしょう。
タンロン遺跡
ハノイはかつてタンロンと呼ばれ1000年頃~1800年頃まで王朝が置かれていました。現在もかつての王朝の遺跡がハノイ市内に残っていて、タンロン城と周辺を合わせたエリアをタンロン遺跡と言います。
2010年にはユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されています。
ハノイのタンロン遺跡の面白い点は中国的でありつつ、東南アジアの雰囲気も感じられる独特な建築になっていることです。
王朝の歴史を感じられるのはもちろん、ベトナム戦争時代の砲撃の後も残っている建物もあるので、近代の痛ましい歴史にも触れることができる場所になっています。
バッチャン村
バッチャン村はハノイから約13キロ離れた場所に位置し、車で約30分ほどの距離にあります。
バッチャン村はベトナム土産の定番である、バッチャン焼きと呼ばれる陶器を作っている伝統的な村になります。
バッチャン焼きは1,400年頃から作られ始め、2024年現在でも続いています。昔から世界各国に輸出され、日本の有名な詩人や歌人も使用していたと言います。
ハノイからも近くアクセスが抜群で、お土産にも喜ばれるデザインの陶器なのでハノイ旅行の際はぜひ訪れてほしいスポットです!
チャンアン
チャンアンはハノイから約90キロ離れたニンビン省に位置する世界遺産です。チャンアンはその風景から「陸のハロン湾」と呼ばれています。
チャンアンでは手漕ぎボートのツアーがあり、のんびり手漕ぎボートに乗りながら自然のカルストや奇岩、田んぼなどベトナム北部らしい風景を見られます。
ベトナム好きの中にはチャンアンがナンバーワンと言う人もいるほど景色がきれいです。また、映画「キングコング」の舞台になったことでも有名で、撮影の跡地を巡るツアーも開催されています。
ハノイから日帰りで訪れられる人気観光地なので、ベトナムの絶景を見たい方はぜひチャンアンを訪れてみてください!
バイディン寺
バイディン寺はチャンアンから車で約15分の場所に位置する東南アジア最大のお寺です。総敷地面積は700ヘクタールもあり、世界を代表する仏教寺になっています。
本堂までには約500体の仏像や大仏が並び、大きな釣り鐘もバイディン寺の特徴です。
まさに仏教のテーマパークと言えるでしょう。
トレインストリート
ハノイのトレインストリートは列車を間近で見られるとして人気を集めています。狭い線路沿いに数店のカフェがあり、列車を見たい人が世界中から集まっています。
列車が間近で通る危険性が伴うこと、多くの観光客が訪れたことで一度閉鎖されましたが、2024年現在は再開され見ることができます。
カフェに入り列車が来るのを待ちましょう。列車は平日に3本、休日は7本運行しています。
列車が来るとカフェや鉄道のスタッフが脇に避けるように注意してくれます。列車がスレスレの場所を通るのでスタッフに指示に従い、事故にならないように見るようにしましょう。
ロッテホテル展望台
観光の人気アクティビティと言えば「展望台」ですよね。ハノイのロッテホテルには展望台が用意されていて、ハノイの街並みを一望できます。
ロッテホテルの展望台は最上階の65階にあり、夜は23時まで営業しているのでハノイの夜景も楽しめます。
さらに65階にはルーフトップのダイニングバーのトップオブハノイもあるので、お酒を飲みながらご飯を食べながらハノイの夜を楽しめます。
※ロッテホテルの展望台とロッテホテルのダイニングバーのトップオブハノイは入り口が違うので注意が必要です。
2階建バスで市内巡り
ハノイ市内観光は新しく運行している2階建てバスに乗ると新しいハノイの一面を見ることができます。
ハノイ市内を回る2階建てバスは毎日9時~18時30分まで運行しています。チケットは4時間、24時間、2日間の3種類が販売されているので、旅行日程で好きなチケットを購入できます。
ホアンキエム湖やハノイ大教会、ホーチミン廟、タンロン遺跡などハノイの主要観光地を全て回るコースになっています。
歩いて市内観光をするのもいいですが、2階建てバスならでは景色を楽しむことができるのでハノイ旅行2回目の方やシニア旅行に特にオススメできます!
高級ホテルでアフタヌーンティー
ベトナムは元々フランスの植民地だった影響から、お茶や紅茶がおいしくアフタヌーンティーをするのに向いています。
アフタヌーンティーを提供しているホテルやカフェはいくつかありますが、その中でもチャップリンも宿泊したフランスの雰囲気が漂う「ソフィテルメトロポールハノイ」のアフタヌーンティーがオススメです。
ハノイ屈指の名門ホテルとして世界中で知られていて、アフタヌーンティーでは世界各国から取り寄せたお茶とお菓子を楽しむことができます。
ソフィテルメトロポールハノイは世界の有名人も宿泊する高級ホテルですが、アフタヌーンティーはお手頃価格で楽しめるので、お茶が好きな方やハノイの午後を優雅に過ごしたい方はぜひアフタヌーンティーを候補に入れてはどうでしょうか?
ベトナム北部の食巡り
ベトナム料理は北部のハノイと南部のホーチミンで味付けが大きく違います。ハノイに来たらベトナム北部の味を堪能しましょう!
ベトナム北部は「さっぱりとした味付け」でベトナム南部は「甘い味付け」となっています。ベトナム料理の定番のフォーはベトナム人の間でも「ハノイのフォーは美味しい」と言われています。
中国に近い土地柄の影響もあり中華料理に近い味付けの料理も多く、日本人にとって食べやすい味付けになっています。
フォー以外にも「ブンチャー」や「バインダークア」「チャーカー」などがあるので、グルメ好きの方はベトナム北部を代表する食を楽しんでみてください。
まとめ
ハノイ在住者が本気で厳選した観光地を15個紹介してきました。
行きたくなった場所はありましたか?
ハノイはホーチミンやダナンと比較すると観光する場所が少ないと思われがちですが、ハノイは首都であり歴史も古いことから観光地がたくさんあるんです!
歴史を感じられる場所や、ベトナムの絶景を見られる場所まで多くあります。
ハノイ旅行を計画している方はぜひ本記事を参考にしてください!